韓国朝鮮語

今日、大勢の人が日本から韓国を訪れ、同時に大勢の人が韓国から日本を訪れています。韓国は日本にとってもっとも身近な国の一つでしょう。韓国や北朝鮮に関することがテレビや雑誌でよく取り上げられますし、韓国の歌や映画も身近なものになりました。けれども、韓国朝鮮語ができる人は日本にはきわめて少数です。

ミョンドン

TLP韓国朝鮮語は、1年次、2年次に集中的に韓国朝鮮語を学習することによって、高度な韓国朝鮮語能力を身につけるとともに、日本と朝鮮半島が位置する東アジア地域を足場に、グローバルな課題に取り組んで行ける人材を養成することを目的としています。

TLP韓国朝鮮語では、基礎科目(必修)の初修韓国朝鮮語一列、二列はクラスごとの通常授業を受講します。それ以外にTLP用の演習と初級インテンシヴ2コマ、計3コマを受講し、より高度な能力を身につけます。2年次のSセメスターでもTLP用の演習と中級インテンシヴ2コマを受講した後、夏休みを利用してソウル大学で語学研修を行います(3週間を予定)。語学研修では語学学習のほかにソウル大生とともにフィールド・ワークなどの現地体験も行いますので、韓国朝鮮語を実際に使いつつ、韓国の社会や文化について学ぶ機会となるでしょう。

受入者数およびクラス編成

TLP韓国朝鮮語は1クラス(上限20名)の予定です

履修の条件

TLP韓国朝鮮語は前期日程、推薦入試、特別選考のすべての合格者の中で、英語のレベルが上位1割程度と判断される合格者が履修可能です。ただし、履修希望者数が定員を超える場合は、成績上位者から履修を許可します。

また、各セメスター終了時にプログラム参加者の再調整があります。英語の成績や韓国朝鮮語の成績からTLPを履修するレベルがあると判断され、途中からの参加を希望する学生には、定員に余裕がある限り履修を許可します。他方、英語の成績や韓国朝鮮語の成績が十分なレベルに達していないと判断された履修者は、次のセメスターでTLP用の演習とインテンシヴの授業を履修できません。

通常のインテンシヴの授業も開設され、こちらは誰でも履修可能です。インテンシヴの授業やその他の総合科目L系列の選択授業を履修することにより、途中からでもTLPに参加しやすい環境にしています。

取得すべき単位数

授業内容

  • 基礎科目 韓国朝鮮語初級一列、二列:1年次Aセメスター終了まで、共通教科書『ことばの架け橋(精選版)』を使って学習します。初級の文法・表現を中心に学習を行います。
  • TLP用演習:一列、二列の学習内容と関連付けながら、韓国朝鮮語ネイティブの教員が会話・作文を中心とした授業を行います。なお通常の履修要件では、理科生は演習が選択必修ではありませんが、TLP生の場合はTLP用演習を履修することがTLPの修了要件に含まれています。
  • TLP用インテンシヴ:韓国朝鮮語の教材を使用して、コミュニケーション能力の向上をめざし、実践的な練習を行います。

目標とする運用能力

TLP修了時に韓国語能力試験(TOPIK)の4級またはハングル検定試験準2級に合格すること、優秀な履修者の場合は、韓国語能力試験(TOPIK)5級あるいはハングル検定試験2級を狙いうる能力に達していることを目指します。