TLPフランス語

フランスのもつイメージはさまざまです。文学や絵画といった芸術の国であり、世界の歴史のさまざまな出来事で発揮された外交手腕を持つ国であり、また世界有数の大企業を有するEUの大国でもある国です。そこで用いられるフランス語は、カナダ、ベルギー、スイスはもとよりアフリカ諸国など、世界各地で使用されています。

Tour Eiffel

このフランス語を高度なレベルで修得するのが、トライリンガル・プログラム・フランス語(TLPフランス語)です。インテンシヴ・コースと演習がTLP向けの特別プログラムになっていて、フランス語を初修から始めても高いレベルに到達できるように設計がされています。新しく始まるTLPフランス語を御紹介します。

受入者数およびクラス編成

2016年度以降のTLPフランス語は2クラス(各クラス上限20名)のクラス編成(人数)の予定です。

履修の条件

2016年度以降のTLPフランス語は前期日程、推薦入試、特別選考のすべての合格者の中で、英語のレベルが上位1割程度と判断される合格者が履修可能です。ただし、履修希望者数が定員を超える場合は成績上位者から履修を許可します。

また、各セメスター終了時に、英語の成績やフランス語の成績からレベルに達していないと判断された履修者は次のセメスターでTLP向けの開講科目(演習とインテンシヴ・コース)を履修できません。一方で、英語の成績やフランス語の成績からTLPを履修するレベルがあると判断され、途中からの参加を希望する学生は、定員に余裕がある場合に限り履修を許可します。なお、履修希望者が定員を超える場合は成績上位者から履修を許可します。

取得すべき単位数

授業内容

文科生・理科生
学年・科目名 基礎科目 基礎科目 総合科目L 総合科目L 総合科目L
1年 S 一列(文法) 二列(文法) 演習 インテンシヴ インテンシヴ
1年 A 一列(文法) 演習 インテンシヴ インテンシヴ
2年 S 演習 インテンシヴ インテンシヴ
  • 一列、二列:日本語の文法教材を使用し、1年次Aのセメスター終わりまでに一通りの文法を学習します。日本人教員が担当します。
  • 演習(TLP用):インテンシヴ・コースの延長の位置づけです。TLP用の演習1コマは日本人教員が担当します。理科生もTLPでは演習を履修することが課されます。
  • インテンシヴ・コース(TLP用):1年時のSセメスターから2年時のSセメスターまで、演習1コマとインテンシヴ2コマの合計週3コマをすべて同じフランス語の教材で学習します。インテンシヴ2コマはネイティヴ教員が担当します。

目標とする運用能力

TLP修了時に「ヨーロッパ言語共通参照枠(CECR)」A2レベル(仏検‐準2級)に十分達し、特に優秀な履修者(A+レベル)がCECR-B1(仏検‐2級)を狙いうる能力に達していることを目指します。

CECR-A2は、公益財団法人フランス語教育振興協会が実施する「実用フランス語技能検定試験(仏検)」準2級におおむね相当します。仏検やDELF/DALF/TCFといった試験で運用能力のレベルをはかることができます。詳しくは、フランス語・イタリア語部会のサイトを参考にしてください。TLPでCECR-B1(仏検2級)を目指しましょう!

La Seine

 

時間割

TLPフランス語2019年度文科・理科時間割 TLPフランス語2019年度文科・理科時間割